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水虫治療薬ニゾラールクリームの効果とは

2020年02月06日
きれいな脚とバラの花

水虫治療に有用な外用薬に、ニゾラールクリームがあります。ニゾラールクリームはアゾール系の抗真菌薬の一種であり、水虫の原因菌である白癬菌に殺菌的に抗真菌作用を発揮する薬です。

白癬菌に作用するのは、ニゾラールクリームに配合されている抗真菌成分であるケトコナゾールです。ケトコナゾールは、白癬菌をはじめとする真菌の発育・増殖を抑制および阻止する効果があります。作用機序としては、植物細胞膜の主成分であるエレゴステロールの生成を阻止することで、細胞の増殖を妨害することが主体です。真菌は植物細胞膜を持っていますが人の細胞は持っていないため、ケトコナゾールを体内に取り込むことにより真菌の細胞だけ限定的に殲滅できるという仕組みです。

ニゾラールクリームは外用薬であるため、主に趾間型や小水疱型などに代表される足白癬や体部白癬に用いられます。クリーム剤の他にローションタイプやスプレー剤の3種類が販売されていますが、どんな症状にも対応しやすいクリーム剤が処方されることが多いです。クリーム剤の特徴として、刺激痛などの副作用が比較的少ないことが挙げられます。そのため湿潤な患部においても、塗布する際に傷口が痛むことがありません。反対にローションタイプは刺激が強いものの浸透力が高いため、皮膚が硬質化している角質増殖型の治療に用いられます。ニゾラール配合薬は通販することができるので気軽に試すことができます。

ニゾラールクリームの抗真菌作用の範囲は広く、水虫の治療の他にも脂漏性皮膚炎や癜風などさまざまな皮膚症状の治療に用いられます。脂漏性皮膚炎は、鼻の周囲や頭皮など皮脂の分泌が多い部位において発生しやすい皮膚炎の一種です。皮膚や髪の毛を防御する役割を持つ、皮脂の分泌量が増えることで発症します。患部である皮膚が荒れたり崩れ落ちるなど他の皮膚炎と似ていますが、脂漏性皮膚炎との相違点は真菌が関与していることです。真菌に殺菌・抗菌的に作用するニゾラールクリームを用いて、治療および再発を防止しましょう。

癜風はマラセチア属の癜風菌によって引き起こされる皮膚感染症であり、こちらの原因菌も真菌に分類されます。身体のあちこちの皮膚に、淡い黄褐色や薄い赤色の斑が出現するのが特徴です。かゆみや湿疹を伴う場合は治療が必要となりますが、ニゾラールクリームを塗布することで効果が望めます。

使用時においての注意点としては、皮膚の角質層に浸透させるためによく擦り込むことです。特に足裏など角質層が厚い部分は浸透率が鈍るため、半年から1年は治療が必要になることもあります。患部だけでなく、なるべく広範囲に塗ることで、薬効成分の効果が高まります。角質に潜む真菌はしぶとく、また周囲にその生息圏を広めているのが特徴です。広くよく塗り込むことはもちろん、指定された期間は怠らず治療を続けることも、再発を防ぐために必要となります。

クリーム剤の特徴として刺激が少ないことや副作用がほとんどないことが挙げられますが、まれに傷口にしみたり炎症が悪化する場合もあります。このような異常が見られた際はもちろん、治療を始めてから2?3週間経過しても効き目が現れない場合は医師に相談してください。