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水虫の感染経路はどこから?身近な危険性

2020年03月30日

水虫の原因菌である白癬菌は非常に感染力が高く、わずかな接触でも感染してしまうほどです。そのためいつの間にか感染していたというケースが圧倒的に多く、予防するには感染経路をしっかり把握した上で対策を練る他ありません。

罹患者からはがれ落ちた角質や垢の中でも、白癬菌はまだ生きています。それを踏んだり手で触れたりするとそこから菌が付着して、二次感染するという仕組みです。これをキャッチボール感染と呼び、24時間以内に洗い落とさなければ皮膚の表面から角質層の内部へと侵入を許してしまいます。反対に言えば浸透するまでに洗浄すれば良いということ、皮膚の炎症やわずかな傷から入り込むため身体を健康な状態に保ってブロックすれば予防できるということを覚えておきましょう。加えて細菌が活発に活動しやすい環境、高温多湿な状態を作り出さないようにすることも大切です。

感染経路の中で最も多いのは、浴室のバスマットを媒介とするケースです。家族の中に水虫の罹患者がいた場合、皮膚からこぼれ落ちた菌がバスマットに定着し他の家族に伝染します。多くの家庭ではバスマットを共用していることが多く、常に湿気が高い状態であるため菌の温床となりやすいです。併せてプールや銭湯、ゴルフ場のシャワールームなど不特定多数の人が共用するバスマットも要注意です。予防策としては家庭ではバスマットを共用しない、プールや銭湯に行った際は帰宅後にもう一度足を洗ったのちに乾燥させることが挙げられます。

同様に共用しがちなスリッパも、有力な感染経路の1つです。素足で履く場合は、さらに感染する確率が上昇します。タオルやスリッパは1人ずつ、専用のものを用意した方が良いです。毎日同じ靴を履くと湿気がこもるため、2足以上の靴を交互に履くようにしてください。革靴やブーツなど通気性の悪い履き物は特に菌にとって最適な環境となるため、定期的に陰干しすることが大切です。

帰宅した際は軽く足を洗うなど、常に足を清潔に保つよう心がけましょう。皮膚表面に汗や汚れが残るアルカリ性の皮膚環境は、白癬菌が最も好む状態です。できる限り毎晩入浴して、手や足を清潔にして弱酸性の状態を保つことで感染を予防できます。足を洗った後は丁寧に拭き取って、しっかり乾燥させる必要があります。濡れたり蒸れたりした状態で放置すると、菌の繁殖や増殖を許す結果となるからです。

部屋や廊下・玄関など、家族が歩く場所は特にこまめな掃除が必須です。頻繁に行き来する部屋や廊下の床には、バスマットと同様に白癬菌の付着した角質層が潜んでいることが多くなります。また床面に設置したカーペットやクッションに関しても、こまめな掃除や洗濯を行ってください。シーツや枕など寝具も、菌類が繁殖しやすい環境であるためまめに清掃して除菌することが大切です。

冬場は菌の活動が沈静化するため油断しがちですが、暖房器具や布団などで部屋の温度が高まり雑菌が活動しやすくなります。定期的に窓を開放して、空気を入れ替えておくようにしましょう。