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意外と知らない水虫の種類と症状

2020年01月27日
女性の脚と白い花

白癬菌が感染した場所によって、水虫の病名はその身体の部位ごとに異なります。身体の部位に則した病名・症状名になっており、それぞれの種類ごとに現れる皮膚症状が異なるのも大きな特徴です。

いくつか種類がある中でも、高温多湿になりやすい条件を兼ね備えた部位である足が最も多いです。皮膚だけでも趾間型と小水疱型、角質増殖型の3種が存在しています。足白癬の中で圧倒的に数が多いのが、指の間に見られる趾間型です。赤く炎症を起こして皮がめくれたり、白色にふやけたりといった状態が主体となります。

足の裏や土踏まず近辺に小さな水疱が出現するのが、小水疱型です。強いかゆみを伴うのが大きな特徴であり、小水疱の症状が進行すると赤くなって皮膚がめくれてきます。角質増殖型は足の裏、かかと近辺によく見られる症状です。皮膚の一番外側である、角質が厚く硬くなるのが主な特徴です。患部を放置すると、皮膚がむけたりひび割れを起こします。

爪全体が白色に濁る症状は、多くは爪白癬であることが多いです。特に足の爪に発症することが多く、表面に縦の筋が現れることもあります。外用薬は薬効成分が浸透しづらいため、爪白癬の場合は内服薬を服用して内側から治療するのが一般的です。足ほど多くはありませんが、手の皮膚も水虫(手白癬)に罹患することは十分ありえます。患部の治療のために塗り薬を指で塗布していて、洗わないまま放置することによって感染するなど、感染経路が多いことも手白癬の特徴と言えるでしょう。

顔面や首をはじめとして、身体の至るところに発症する水虫を体部白癬(ぜにたむし)と呼びます。初期段階では米粒より少し大きなサイズの赤色の湿疹が出来て、やがて周囲に円形状へと広がって炎症やかゆみを発生させるのが特徴です。体部白癬は自分の身体の患部や他人との接触によって感染する他、犬や猫など動物からも伝染することがあります。ペットに湿疹や腫れなど、皮膚のトラブルが見られた場合は水虫の疑いがあるため獣医の診断を受けて治療しておくようにしてください。

太ももの内側によく見られ、10代後半から20代にかけての男性に発症しがちなのがいんきんたむし(頑癬)です。感染した患部の周囲を囲むように腫れ上がり、皮膚表面には赤色の斑点が現れるのが症状の特徴となっています。強いかゆみを伴う上に、頑癬を放置すれば下腹部や臀部など広範囲にわたって感染していくため注意が必要です。頭部に円形状の脱毛巣ができる症状を、頭部白癬(しらくも)と呼びます。頭部白癬が見られるのは子どもが特に多く、自己感染の他に動物からの感染事例が増えています。

この他、格闘技選手によく発現するトリコフィトン・トンスランス感染症も水虫の一種です。新型水虫によって引き起こされる皮膚真菌症であり、首や顔など上半身を中心に小豆の粒ほどの大きさの赤い腫れが見られます。頭部のフケが大量に発生したり、頭皮にかさぶたや患部の化膿が出来るのもこの症例の特徴です。